『アンリアル トーナメント 3』は、2008年9月18日にエレクトロニック・アーツから発売されたPlayStation 3およびXbox 360対応のファーストパーソン・シューティングゲーム。スポーツ系FPSの金字塔として名高いシリーズの正統続編であり、Epic Gamesが開発した「Unreal Engine 3」の圧倒的な表現力で描かれる、美しくも過激な未来の戦場を舞台にしたアリーナシューター作品となっています。
本作は、リアルな戦術や隠密行動を重視する現代戦FPSとは一線を画し、反射神経とマップ把握能力が勝敗を分けるハイペースな銃撃戦が展開されます。プレイヤーは重力を無視したような動きでフィールドを駆け回り、ロケットランチャーやショックライフルといった強力なSF兵器をぶっ放して敵を粉砕します。また、ホバーボードで高速移動したり、巨大な兵器「ダークウォーカー」などのビークル（乗り物）を操縦して戦況を一変させたりと、歩兵戦だけではないダイナミックな戦闘が楽しめます。
メインとなるマルチプレイモードに加え、本作ではシングルプレイ用のキャンペーンモードも充実しています。プレイヤーは傭兵部隊のリーダー「リーパー」となり、敵対種族「ネクリス」による虐殺への復讐を果たすため、熾烈なトーナメントを勝ち抜いていきます。さらに、新モード「ウォーフェア」では、拠点を奪い合いながら敵の本拠地にあるパワーコアの破壊を目指す、戦略性の高いチーム戦を体験することができます。
「撃って、走って、勝つ」。FPSの根源的な楽しさを極限まで追求した、アドレナリン全開のスポーツシューティング。世界中の猛者たちが集うアリーナで、己の技量だけを頼りに頂点を目指す興奮がここにあります。
本作は、Epic Gamesが開発したFPS『Unreal』のマルチプレイ対戦部分を独立させ、進化させた『Unreal Tournament』シリーズのナンバリングタイトル（通算4作目）です。1999年の初代発売以来、『Quake』シリーズと共に「アリーナFPS」「スポーツ系FPS」というジャンルを確立し、eスポーツの先駆けとして世界中で熱狂的な支持を集めました。
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