『初恋物語』は、1993年に徳間書店インターメディアからPCエンジンSUPER CD-ROM²用として発売された恋愛シミュレーションゲームで、後にセガサターンやプレイステーションにも移植されました。サターン版は1998年に発売され、グラフィックや音声演出が強化されています。
舞台は1980年代後半の日本。プレイヤーは男子高校生となり、3年間の学園生活を通して複数のヒロインの中から一人との「初恋」を成就させることを目指します。ゲームは日常生活のスケジュール管理とイベント進行で構成され、授業・部活・アルバイト・デートなどの行動選択によってパラメータ(学力、運動、魅力など)が変化。これらの数値やイベント発生条件が恋愛の進展に影響します。
ヒロインは幼なじみ、同級生、後輩、先輩など多彩なタイプが揃い、それぞれ固有のシナリオとエンディングを持ちます。季節ごとのイベントや文化祭、修学旅行など、学園生活の節目に合わせたイベントが多数用意されており、選択肢や行動によって展開が分岐します。
サターン版ではフルボイス化(一部イベント)、イベントCGの追加、BGMの音質向上が行われ、原作の雰囲気を保ちながら演出面が強化されています。
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