『レイディアントシルバーガン』(RADIANT SILVERGUN)は、1998年5月下旬にアーケードで稼働を開始し、同年7月23日にセガサターンへ移植された、トレジャー開発の縦スクロールシューティングゲームです。後にXbox 360(Xbox Live Arcade)、Nintendo Switch、Steamなどにも移植され、長く愛され続けています。

本作は「プロジェクトRS」の第1作で、3つのボタンとその同時押しを組み合わせて最大7種類(特定条件で8種類目)の武器を使い分ける独自のシステムが最大の特徴です。パワーアップアイテムは存在せず、敵撃破やチェインボーナスで得たスコアが経験値となり、使用した武器が成長していきます。

スコアシステムは赤・黄・青の属性を持つ敵を同色で連続撃破する「チェイン」や、特定順序で倒すことで高得点を得られるなど、パズル的な要素を含みます。これにより、単なる生存プレイではなく、スコア稼ぎと武器強化を両立させる戦略性が求められます。

ステージは全6面構成ですが、時系列が前後する演出や、A〜Eに細分化されたエリアをシームレスに進行する構造を採用。背景や敵はポリゴンとテクスチャマッピングを組み合わせた3D表現で描かれ、セガサターン版ではメモリ節約のため背景発色数を抑える工夫がなされています。

物語は西暦2520年、地球滅亡後の人類生存者たちが衛星軌道上から地球へ降下し、謎の物体と対峙する終末的世界観。BGMは崎元仁が担当し、オーケストラ調の楽曲が重厚な雰囲気を演出します。