『Code R』(コード・アール)は、1998年に日本でセガサターン向けとして発売された、アドベンチャーとレースを融合させた作品です。開発・発売はクインテット、販売はエンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)が担当しました。
物語は、首都高速や湾岸道路を思わせる市街地コースを舞台に、若きドライバーたちの人間関係や対立、恋愛模様が描かれます。プレイヤーは会話や選択肢を通じてストーリーを進めながら、要所で3Dレースパートに挑みます。レースはアーケード寄りの操作感で、スピード感とドリフトを活かした走行が特徴です。
ビジュアルは当時のサターンとしては滑らかなポリゴン描写を実現し、夜景や街灯の光など都市の雰囲気を強調しています。BGMはシーンに合わせた楽曲が用意され、会話パートでは落ち着いた曲調、レースパートではテンポの速い曲が緊張感を高めます。
評価は賛否が分かれ、ストーリー性やキャラクターデザインを評価する声がある一方、レース部分の物理挙動やボリューム面に物足りなさを感じる意見もありました。
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