『頭文字D 公道最速伝説』は、1998年にセガサターン向けに発売されたレースゲームです。本作は、しげの秀一による漫画『頭文字D』を原作とした作品であり、峠道での公道バトルをテーマにした構成が特徴です。プレイヤーは藤原拓海をはじめとする登場人物たちと対戦しながら、ストーリーを進めていく形式となっています。
ゲーム内では、秋名・赤城・妙義などの実在峠をモチーフにしたコースが登場し、各キャラクターの愛車も忠実に再現されています。操作系はセガサターンの標準コントローラーに対応しており、MT・ATの選択やドリフト挙動など、原作の走りを意識した設計が施されています。BGMにはユーロビート系楽曲が採用され、レース中の臨場感を高める演出が導入されています。
また、ストーリーモードでは原作の展開に沿った対戦が展開され、勝利条件や走行評価によって称号やアイテムが獲得可能です。隠し要素としては、特定条件を満たすことで新たなステージや車両が解放される仕組みがあり、やり込み要素も一定のボリュームを備えています。セガサターン専用タイトルとして、アーケード版とは異なる独自の構成が採用されています。
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