『バーチャル麻雀』は、1998年3月5日にマイクロネットよりセガサターン向けに発売された麻雀ゲームです。アーケードで人気を博した3D脱衣麻雀の移植作品であり、家庭用ながらも演出・操作性ともに高い完成度を誇ります。

本作では、脱衣麻雀にありがちな不自然な配牌や理不尽な逆転劇といった“イカサマ”要素を排除し、純粋な麻雀の思考ルーチンを搭載。対局の流れは自然で、麻雀ゲームとしての戦略性が重視されています。さらに、リアルタイムで視点を切り替えられる機能が導入されており、プレイヤーの好みに応じた画面演出が可能です。

対局に勝利することで、フルポリゴンによる“ご褒美”ビジュアルが展開されるのも本作の特徴のひとつ。登場キャラクターは3Dモデルで描かれており、当時の技術としては高い表現力を持っていました。演出はアーケード版に準じつつ、セガサターン向けに最適化された構成となっています。