『プロ野球チームもつくろう!』は、1998年2月19日にセガサターン向けに発売された、プロ野球球団の経営をテーマにしたシミュレーションゲームです。略称は「やきゅつく」。セガの人気サッカー経営ゲーム『Jリーグプロサッカークラブをつくろう!』(通称「サカつく」)の野球版として開発され、プレイヤーは球団のゼネラルマネージャー(GM)として、資金運営・人事・戦略の3要素を駆使しながら、世界一の球団を目指します。

ゲームでは、12球団の中から好きな球団を選び、本拠地や秘書、球場の建設などを決定。選手の獲得・育成・トレード・年俸交渉などを行いながら、30年間のシーズンを戦い抜きます。試合中の選手操作はなく、采配や戦略が勝敗を左右する設計です。さらに、宇宙人やロボットなどの非現実的な選手パーツが登場するなど、遊び心も満載でした。

また、選手の顔やユニフォームをカスタマイズできる「選手もつくろう!」モードや、秘書の選択、球場の自由建設など、裏技や隠し要素も多数存在し、やり込み要素が非常に豊富です。

当時のプロ野球(1998年シーズン)では、横浜ベイスターズが38年ぶりのリーグ優勝と日本一を達成。佐々木主浩、鈴木尚典、ローズらの活躍が印象的な年であり、ゲーム内でも彼らのデータが反映されています。