『ルームメイト 〜涼子 in Summer Vacation〜』は、データム・ポリスターからセガサターンで発売された恋愛シミュレーションゲームです。前作『ルームメイト〜井上涼子〜』の続編として、主人公と夏休みを共に過ごすヒロイン「涼子」との1週間の同居生活を描きます。

本作のゲームシステムは、セガサターン本体の内蔵時計と連動し、リアルタイムでイベントが進行する点が特徴です。プレイヤーは涼子との会話や行動選択を通じて物語を進めます。前作では屋内の空間に限定されていましたが、本作では外出も可能となり、テニスなどのミニゲームが追加されました。また、ゲーム期間は1週間に短縮されたものの、その分イベントの密度が増しており、密度の高い物語が展開されます。

物語は、前作でアメリカへ旅立った涼子が夏休みの間に帰国し、主人公の家に戻る場面から始まります。エンディングの変化はイベント時の選択肢だけでなく、ゲームを起動した回数も影響するとされており、プレイヤーの行動が多岐にわたって結果に結びつきます。なお、キャラクターデザインは前作とは大きく異なっており、涼子の茶髪化や巨乳化といった変化が見られます。