『古伝降霊術 百物語〜ほんとにあった怖い話〜』は、実話怪談を題材にしたセガサターン専用のホラーアドベンチャーゲームです。

本作では、プレイヤーが降霊術を用いて百の怪談を読み解き、霊的事件の真相に迫ります。怪談は一話完結型で、実話をベースにした構成となっており、稲川淳二による語りや演出が恐怖感を高めます。ゲームはサウンドノベル形式で進行し、選択肢によって展開が分岐します。怪談の内容は都市伝説、心霊現象、呪いなど多岐にわたり、プレイヤーの選択によって霊の怒りを鎮めるか、さらなる災厄を招くかが決まります。

演出面では、突然始まる心霊映像やノイズ演出、画面の暗転などが用いられ、プレイヤーの心理に直接訴えかける構成です。ゲームソフトにはお祓い用の御札が同封されており、発売当時から“本当に呪われる”と話題になりました。セガサターン専用で1997年に発売され、サタコレシリーズとして再販もされています。