『AI囲碁』は、囲碁ソフト開発者デヴィッド・フォトランドのAIエンジンを搭載した本格派囲碁ゲームです。セガサターン専用タイトルとして1997年に発売され、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる設計が特徴です。盤面は見やすいグラフィックで描かれ、操作性も良好。対局中の思考時間も短く、テンポよく進行します。
本作には、対人戦、AI戦、定石学習など複数のモードが用意されており、特にAI戦では段位別の強さを選択可能。AIの打ち筋は自然で、序盤の布石から終盤のヨセまで安定した強さを発揮します。「この一手、まさかコウ狙い?」と驚くような展開もあり、思考エンジンの完成度が光ります。また、対局後の検討機能も搭載されており、学習用途としても優れています。
開発にはISCO、Toyogo、David Fotlandが関わり、発売はアスキーサムシンググッドが担当。セガサターンの囲碁ソフトとしては珍しく、海外開発者の技術を取り入れた意欲作であり、囲碁ファンの間では「実戦に近い思考が魅力」と評価されました。
コメントを追加