『AMOK(アモック)』は、Lobotomy Softwareが開発したセガサターン専用の3Dアクションシューティングです。プレイヤーは水陸両用メカ「Slambird」を操縦し、敵基地の破壊任務に挑みます。固定視点による独特なカメラワークと、ミサイル・爆弾・マシンガンを使い分ける戦闘が特徴です。
ゲームは全9ステージ構成で、陸上と水中の両方を舞台に展開されます。水中では推進力が変化し、武器もミサイルから魚雷に切り替わるなど、環境による操作感の違いがプレイヤーの戦術に影響します。敵は企業軍と非企業勢力に分かれ、巨大アリや鋼鉄ネズミなどの異形兵器も登場。ステージごとに破壊目標が設定されており、達成にはルート選択と資源管理が求められます。
本作はもともとセガ32X向けの技術デモとして開発されていましたが、32Xの終了に伴いセガサターン向けに再構成されました。環境描写にはポリゴンではなくボクセル技術が使われており、当時としては異色のグラフィック表現でした。国内ではイマジニアが販売を担当し、難易度の高さと硬派なゲーム性から“鬼ゲー”として語り継がれています。
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