『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012』は、ウイイレシリーズ第16作目として、複数のプラットフォーム向けに展開されたサッカーゲームです。本作では、UEFAチャンピオンズリーグおよびUEFAヨーロッパリーグの公式ライセンスを継続搭載し、南米大会「コパ・リベルタドーレス」も引き続き収録されています。さらに、PS3版では「フットボールライフ」モードが新設され、「ビカム・ア・レジェンド」「マスターリーグ」「クラブオーナー」の3要素を統合したプレイが可能となっています。

操作面では、AIの強化と無回転シュートの導入により、試合展開のリアリティが向上しています。また、3DS版ではシリーズ初のオンライン対戦機能が搭載され、すれちがい通信による自動対戦も可能です。PS2版はコナミ最後のPS2向けタイトルとして位置づけられており、シリーズの節目を象徴する作品となっています。JリーグクラブはDLC「Jリーグパック」により追加可能で、2012年シーズン開始時点のJ1・J2全40クラブが収録されました。

収録クラブは欧州・南米・アジアなど広範囲に及び、ライセンスの有無により実名・偽名が混在しています。スタジアムも多数実名で登場し、実況はジョン・カビラ氏、解説は北澤豪氏および名波浩氏(※PS3版のみ)が担当しています。なお、Wii版は『ウイニングイレブン プレーメーカー2012』として別タイトルで展開されており、操作体系やモード構成が異なります。