『世界最強銀星囲碁』シリーズは、北朝鮮の朝鮮コンピューターセンター(KCC)が開発した強力な思考ルーチンを搭載した本格囲碁シミュレーション。2004年6月10日にマグノリアからPlayStation 2で『世界最強銀星囲碁5』が発売され、2005年8月11日には『世界最強銀星囲碁6』、2009年11月19日には『世界最強銀星囲碁講座』へと展開されました。

PlayStation 2版の最大の特徴は、前世代機から大幅に向上したハードウェアスペックを活かし、世界コンピュータ囲碁大会で数多くの優勝実績を持つ思考エンジン「KCC囲碁」の能力をさらに引き出している点です。これにより、家庭用ゲーム機向けソフトとしては異例の棋力を実現しており、有段者のプレイヤーにとっても手応えのある本格的な対局環境を提供しています。

シリーズの中核をなす『世界最強銀星囲碁6』では、ハードの限界に挑む「名人」レベルが追加されました。コンピュータの思考時間を無制限に設定することで、より深く精緻な読みを実現しており、当時の囲碁ソフトの中でも最高峰の強さを誇っていました。また、プレイヤーのレベルに合わせて6段階の強さ調整が可能であり、初心者から熟練者まで幅広い層が自身のペースで対局を楽しめる設計となっています。

2009年に発売された『世界最強銀星囲碁講座』では、対局機能に加え学習要素が大幅に強化されました。国際囲碁大学発行の教材をベースとした「囲碁教室」を収録し、入門から中級までの3,000問以上という膨大な問題を説明形式と問題形式で学ぶことができます。これにより、単なる対戦相手としてだけでなく、囲碁の基礎から応用までを網羅する総合的な学習ツールとしての地位を確立しました。

操作体系も家庭用機向けに最適化されており、コントローラーを用いた軽快な駒操作や、地合判定、ヒント機能、棋譜保存といった対局支援機能が充実しています。19路盤だけでなく、短時間で対局が完了する6路、9路、13路盤にも対応しており、自身の習熟度や空き時間に合わせて柔軟にプレイスタイルを選択できる構成が取られています。

『世界最強銀星囲碁』は、シルバースタージャパンが開発する「銀星」シリーズのPlayStation 2展開作品です。世界トップクラスのアルゴリズムを家庭で体験できるソフトとして、現在の最新AI搭載作品へと続く進化の過程で重要な役割を果たしました。

銀星囲碁

駿河屋あんしん&らくらく買取