『セイクリッドブレイズ』は、プレイヤーが「神」となり、地上の勇者たちに力を貸して世界を救うシミュレーションRPGです。2009年2月19日に、『サモンナイト』シリーズの開発で知られるフライト・プランからPlayStation 2用ソフトとして発売されました。同社が自社ブランドとして世に送り出した完全新作タイトルであり、キャラクターデザインには飯塚武史氏を起用しています。
本作の最大の特徴は、プレイヤーが直接ユニットを操作して戦う指揮官ではなく、天界から見守る「神」であるという点です。プレイヤーは「輝力(きりょく)」と呼ばれるリソースを消費して、戦闘中に「奇跡」を起こすことができます。敵に雷を落としたり、傷ついた味方を癒やしたり、あるいは地形そのものを変化させて進路を作ったりと、神ならではの介入で戦況を大きく覆すことが可能です。
物語は、「ロウ(秩序)」と「カオス(混沌)」の対立を軸に展開し、プレイヤーの選択によって勇者たちの運命や世界の結末が変化します。地上のキャラクターたちは神(プレイヤー)に祈りを捧げ、その信仰心に応えることで新たな能力が開花する「神託」システムも搭載されています。飯塚武史氏による魅力的なキャラクターたちが織りなすドラマは、時に過酷でシリアスな展開を見せ、単なる勧善懲悪では終わらない深みを持っています。
しかし、ゲームとしての評価は賛否両論です。神の介入システムは斬新である一方、戦闘のテンポが悪く、1ステージにかかる時間が長くなりがちです。また、ロード時間の長さや、シミュレーションRPGとしてのバランス調整が大味である点も指摘されました。それでも、神として崇められる没入感や、フライト・プランらしい丁寧なドット絵アニメーションは健在で、独自のファンタジー体験を提供してくれます。
本作では「輝力」という光の力が重要な役割を果たします。神々しい光は、迷える人々を導く希望の象徴です。現実の部屋でも、柔らかな光を灯すことで、心を落ち着かせ、神聖な気分に浸ることができます。ステンドグラスのような美しいデザインのアロマランプを灯し、幻想的な光と香りに包まれながら、静かに思索にふける時間は、日々の疲れを癒やしてくれます。













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