『家庭教師ヒットマンREBORN! 禁断の闇のデルタ』は、2008年11月20日にマーベラスエンターテイメントよりWiiおよびPlayStation 2向けに発売された3Dアクション・アドベンチャー。本作は、360度自由に移動できるフィールドで、敵との距離に応じて攻撃技が自動的に変化する「レンジバトル」システムを採用した対戦型のアクション作品です。人気アニメの「未来編」をベースにしつつ、ゲームオリジナルの物語とキャラクター設定が組み込まれています。
物語の舞台は、主人公たちが飛ばされた10年後の世界です。突如として出現した謎の兵器「デルタ匣(ボックス)」が暴走し、敵味方問わず人々を襲い始めたことから、ボンゴレファミリー、独立暗殺部隊ヴァリアー、そして敵対するミルフィオーレファミリーによる三つ巴の争奪戦が勃発します。プレイヤーは各勢力の視点から描かれるシナリオを進め、闇に包まれたデルタ匣の正体と、その背後に潜む陰謀を解き明かすことになります。
戦闘システムにおいては、原作のキーアイテムである「リング」と「匣(ボックス)」を自由にカスタマイズしてキャラクターを強化できる点が特徴です。装備するリングによってステータスが変化し、匣を開匣することで強力な武器や相棒となるアニマルを呼び出して戦います。また、ファン待望の要素として、ボンゴレファミリー初代ボス「プリーモ(ジョット)」がゲーム作品として初めて参戦しており、時空を超えた夢の共演が実現されています。
原作となる『家庭教師ヒットマンREBORN!』は、2004年から2012年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された天野明による少年漫画です。何をやってもダメな中学生・沢田綱吉(ツナ)が、本業は殺し屋の赤ん坊家庭教師・リボーンによってイタリアンマフィア「ボンゴレファミリー」の10代目ボス候補として教育される姿を描いたコメディ&バトルアクション作品です。本作の舞台となる「未来編」は、物語中盤の山場であり、特殊な能力を持つリングと匣(ボックス)を使った頭脳的な能力バトルへとシフトした重要なエピソードとして位置づけられています。












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