『D.Gray-man 奏者ノ資格』は、星野桂によるダークファンタジー漫画『D.Gray-man』を原作としたPlayStation 2向けアドベンチャーゲームで、2008年にKONAMIから発売されました。本作は、原作の世界観を忠実に再現しながら、プレイヤーが好きなキャラクターの視点で物語を体験できる構成となっています。

ゲームはバトルとアドベンチャーパートで構成され、千年伯爵やアクマとの戦いを通じて、黒の教団のエクソシストたちの活躍を描きます。プレイヤーはアレン、ラビ、神田などのキャラクターを選択し、それぞれの視点でストーリーを進行。コマンド選択式の戦闘では、キャラ固有の必殺技や特殊能力を駆使して敵を撃破します。

また、予約特典としてオリジナルドラマCD「黒ノ晩餐会」が付属し、黒の教団の食堂を舞台にしたコミカルなエピソードと声優インタビューが収録されています。特典CDはレーベル違いで複数種類が存在し、店舗ごとに異なるバージョンが配布されました。

『D.Gray-man』は、星野桂によるダークファンタジー漫画で、2004年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始。物語は19世紀末のヨーロッパを舞台に、悪魔(アクマ)を生み出す千年伯爵と、それに対抗する組織「黒の教団」のエクソシストたちの戦いを描く。主人公アレン・ウォーカーは、左手に宿る“イノセンス”の力でアクマを破壊する使命を背負い、仲間とともに世界の危機に立ち向かう。重厚なストーリーと緻密なキャラクター描写で高い人気を誇り、アニメ化・ゲーム化などメディア展開も多数。