『太平洋の嵐 〜戦艦大和、暁に出撃す〜』は2008年1月31日にシステムソフト・アルファーからPlayStation 2およびPlayStation Portable向けに、2009年1月29日にニンテンドーDS版、2012年11月22日にPlayStation 3版が発売された戦略シミュレーションゲームで、PC版『太平洋の嵐5』をベースにした家庭用移植作品です。

本作は太平洋戦争を題材に、日本軍・アメリカ軍の両陣営からプレイ可能なキャンペーンを収録。史実戦と仮想戦を織り交ぜたシナリオ構成により、「大和、沖縄へ出撃す」などの有名作戦からIF展開まで幅広く楽しめます。登場兵器は約370種類(DS版は約300種類)に及び、戦艦・航空機・潜水艦など多彩なユニットを運用可能です。

PS2/PSP版では兵器や地形を3Dモデル化し、艦隊戦・空中戦の演出を強化。PS3版では高解像度化と操作性の改善が施され、UIや画面レイアウトが再設計されています。DS版はタッチペン操作に対応し、補佐官による状況報告や新規シナリオの追加など独自要素を搭載。いずれの機種でも、物資輸送・兵器開発・搭乗員育成などの要素が戦局に深く関与し、戦略性の高いプレイが求められます。