『xxxHOLiC〜四月一日の十六夜草話〜』は、アヤカシ(妖怪)が見える体質の高校生が、願いを叶える「ミセ」の女主人と共に怪異へ立ち向かう伝奇アドベンチャーゲーム。2007年08月09日にマーベラスエンターテイメントからPlayStation 2で発売されました。原作は創作集団CLAMPによる人気漫画『xxxHOLiC』であり、本作では原作者監修のもと、ゲームオリジナルのストーリーが展開されます。主人公・四月一日君尋(ワタヌキ キミヒロ)は、ミセの女主人・壱原侑子(イチハラ ユウコ)によって、不思議な蝶が舞う「日本文学の世界」へと導かれ、そこで出会う人々の願いや因縁と向き合うことになります。
ゲームプレイは、会話や移動先を選択して物語を進めるオーソドックスなアドベンチャー形式ですが、独自の「縁(えにし)システム」が物語の行方を左右します。プレイヤーの選択によって登場人物たちとの「縁値」が変化し、誰と深く関わったかによってシナリオやエンディングが分岐します。また、原作コミックの独特な描線を再現するため、キャラクターや背景が揺らめく「陽炎描画効果」や、感情によって形が変わる「吹き出し」といった視覚演出が施されており、漫画を読み進めるような感覚で怪しくも美しい世界観に没入できます。
本作の最大の特徴は、テレビアニメ版と同じ豪華声優陣によるフルボイス演出です。大原さやか氏演じる侑子のミステリアスな言葉や、福山潤氏演じる四月一日のコミカルなツッコミが、ゲーム内でも存分に楽しめます。また、物語は『坊っちゃん』や『高野聖』といった近代日本文学の名作をモチーフにしたオムニバス形式で構成されており、原作のファンであればニヤリとするような設定や、百目鬼静や九軒ひまわりといったお馴染みのキャラクターたちとの共同生活も描かれ、ファンアイテムとして充実した内容となっています。
原作漫画『xxxHOLiC』は、対価を支払えばどんな願いも叶えるという「ミセ」を舞台に、人間の業や不思議な現象を描いたダークファンタジーです。他のCLAMP作品とのリンクも多く、その壮大な世界観は今なお多くのファンを魅了しています。ゲームで描かれたような、不可思議で少し怖い物語をもっと味わいたい方は、全19巻の原作コミックや、続編となる『xxxHOLiC・戻』を読むことで、その深淵をより深く覗き込むことができます。




![【PS2】ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]](https://game.pon-poo.com/wp-content/uploads/2025/09/ps2-ii.jpg)








コメントを追加