『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』は、2007年6月28日にPlayStation 2用ソフトとしてバンプレストより発売されたシミュレーションRPGであり、ゲームボーイアドバンスで展開された『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』および『ORIGINAL GENERATION2』の2作品を1つにまとめて再構成したリメイク作品です。本作は「スーパーロボット大戦シリーズ」の中でも異色の「OG(オリジナルジェネレーション)」シリーズに属し、他社アニメ作品を一切含まず、バンプレストオリジナルのキャラクターと機体のみで構成されているのが最大の特徴です。
本作では、GBA版の内容をベースにしつつ、グラフィックはすべてフルリメイクされ、キャラクターボイスの追加、戦闘アニメーションの刷新、新規BGMの実装、さらには追加シナリオや新規登場キャラクター・ユニットが多数加わっています。ゲームは大きく2部構成となっており、第1部が『OG1』を、第2部が『OG2』をベースとした構成となっています。物語は、異星人による侵略や並行世界からの干渉、謎の機動兵器群との戦いなど多層的に展開し、登場キャラクターたちのドラマとバトルが緻密に絡み合う重厚なストーリーが展開されます。
ゲームシステム面では、小隊単位での戦闘や合体攻撃、援護攻撃・防御、パイロット能力育成、ユニットのフル改造ボーナスの導入などがあり、戦術的な奥深さと爽快感を両立しています。また、隠し要素や周回プレイでの引き継ぎ要素も豊富に用意されており、長く遊び続けられる設計になっています。さらに、購入特典として付属するボーカル入り主題歌CDや設定資料などもファンから高い評価を受けました。
『OG ORIGINAL GENERATIONS』は、単なるリメイクを超えた「OGシリーズの決定版」として位置づけられており、後の『OG外伝』やアニメ『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』への展開へとつながる、シリーズの礎となった重要作です。
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