『Que 〜エンシェントリーフの妖精〜』は、女性限定のネットワークゲーム世界と現実世界を行き来しながら、二重の人間関係を築いていくファンタジック恋愛アドベンチャーゲーム。2007年6月28日にプリンセスソフト(オークス)からPlayStation 2で発売されました。
本作の企画・原案は『STEINS;GATE』などで知られる志倉千代丸氏が担当し、「デジタル化した架空の世界と現実の世界の境界」をテーマに掲げています。物語の舞台は、女性しかログインできない大人気オンラインゲーム「エンシェントリーフ」。主人公の少年・新堂まことは、手違いで送られてきた接続キットを使って女性アバター「ポーリー」としてログインし、仮想世界で出会うヒロインたちと交流を深めていきます。
ゲームは、ネット上のファンタジー世界での冒険と、現実世界での学園生活を交互に繰り返して進行します。最大の特徴は、主人公がネット上では「女性(ネカマ)」として振る舞わなければならない点です。ヒロインたちはネット上では心を許して大胆な発言をしたり、現実とは全く異なる性格を見せたりします。プレイヤーは二つの世界でのコミュニケーションを通じて彼女たちの本音や悩みを知り、やがて現実世界での恋へと発展させていきます。キャラクターデザインには台湾の人気イラストレーター・亞砂(あさ)氏を起用し、透明感のあるビジュアルが作品の世界観を彩っています。
本作は、まだSNSやメタバースという言葉が一般的になる前から、アバターを通じたコミュニケーションの本質や、ネットとリアルの乖離を描こうとした意欲作です。ゲーム内で描かれる「妖精」や「幻想的な森」のイメージは、プレイヤーを日常から解き放つ重要な要素となっています。ここでは、古来より人々が想像してきた妖精たちの姿を、美しいイラストと解説でまとめた図鑑を紹介します。エンシェントリーフの世界に息づく精霊たちのルーツを知ることで、ファンタジー世界への没入感がより深まるはずです。
妖精図鑑 [書籍]













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