『シャイニング・ウィンド』は、セガが2007年5月17日にPlayStation 2向けに発売したファンタジーアクションRPGで、シャイニングシリーズの一作です。開発はネクスエンタテインメントが担当し、キャラクターデザインにはTony氏を起用。前作『シャイニング・ティアーズ』の世界観を引き継ぎつつ、より洗練されたアクションとドラマ性を融合させた作品となっています。

物語は、現代日本から異世界「エンディアス」へ召喚された高校生・霧谷魁斗（キリヤ）を主人公に展開。彼は「心剣士（ソウルブレイダー）」として、人々の“想い”が具現化した「心剣」を抜き、仲間たちと共に世界を脅かすカオスゲートの浄化と戦乱の終結を目指します。パートナーとの絆が戦闘力に直結する「心の扉」システムや、ソウルピースを用いた成長要素など、キャラクターとの関係性を重視した設計が特徴です。

戦闘は、プレイヤーキャラとパートナーの2人で協力して大群の敵に立ち向かうリアルタイムアクション。通常攻撃に加え、シングル技・リンク技・特殊技を駆使し、ソウルゲージを消費して強力な必殺技を発動するなど、爽快感と戦略性を兼ね備えています。フィールド探索やサブイベントも豊富で、異世界の文化や種族間の対立といった重厚なテーマが物語に深みを与えています。