『ひぐらしのなく頃に祭』は、昭和58年の架空の村「雛見沢村」を舞台に、村の因習と連続怪死事件の謎に迫るサスペンスアドベンチャーノベル。2007年2月22日にアルケミストからPlayStation 2で発売されました。

本作は、同人サークル「07th Expansion」が制作し、コミックマーケット等で爆発的な人気を博したPC用サウンドノベル『ひぐらしのなく頃に』のコンシューマー初移植作品です。原作は選択肢が存在しない「読むだけ」のノベル形式でしたが、PS2版では独自の「シナリオ分岐システム」を導入しており、プレイヤーの選択によって悲劇を回避したり、原作にはない新たな結末に到達したりすることが可能です。キャラクターデザインは漫画家の中井まれかつ氏に一新され、保志総一朗、中原麻衣、雪野五月といった豪華声優陣によるフルボイス化が実現しました。物語は「鬼隠し編」などの出題編から「皆殺し編」などの解答編までを網羅しつつ、PS2オリジナルの最終章「澪尽し(みおつくし)編」へと繋がっていきます。

同年12月20日には、ファンからの要望に応えてシステム面を大幅に改良した『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』が発売されました。このバージョンでは、難解だった分岐条件を可視化する「フローチャート機能」や、シナリオの断片を読み解く「TIPS」へのボイス追加、さらには主人公・前原圭一のパートボイスだった箇所のフルボイス化などが行われています。特に、選択肢の選び方で物語が激変する本作において、フローチャートの導入は劇的にプレイアビリティを向上させました。単なる移植にとどまらず、原作のテキストとCS機ならではの演出(表情豊かな立ち絵や専用CG)を融合させ、多くのユーザーを「雛見沢」の惨劇へと引きずり込んだ意欲作です。

本作で描かれる昭和の寒村の空気感や、疑心暗鬼が加速していく恐怖演出は、アニメーション作品を見ることでより立体的に体感できます。ゲームでは立ち絵とテキストで想像していた惨劇のシーンが、映像としてどのように表現されたのかを確認することは、雛見沢の謎を解くための新たな「カケラ」となるはずです。ここでは、社会現象にもなったテレビアニメ第1期の全話を収録したBlu-ray BOXを紹介します。
ひぐらしのなく頃に Blu-ray BOX

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