『BLOOD+〜双翼のバトル輪舞曲〜』は、2006年7月27日にソニー・コンピュータエンタテインメントよりPlayStation 2向けに発売されたアクションアドベンチャーゲームで、テレビアニメ『BLOOD+』を原作としたメディアミックス作品です。ジャンルは「リアルタイムムービーアドベンチャー」で、アニメ本編のベトナム編とロシア編の間に起きた“空白の7日間”を描いています。
プレイヤーは主人公・小夜を操作し、研究学園都市「飛翔市」で発生する翼手絡みの事件を調査します。物語は小夜、カイ、リクが「揚翔学園」に編入するところから始まり、学園内での人間関係や事件の真相に迫る展開が繰り広げられます。ゲームは「アクティブデモパート」と「アクションパート」の2部構成で進行し、選択肢によって物語が分岐する仕組みが導入されています。
アクションパートでは、小夜を操作して翼手と戦うリアルタイムバトルが展開されます。攻撃や回避、特殊技の発動など、プレイヤーの操作が戦況に直結する緊張感のある戦闘が特徴です。演出面では、流血などの暴力描写を抑え、光のエフェクトでダメージを表現するなど全年齢向けの配慮がなされています。
また、音楽はアニメ版とは異なり、細江慎治・佐宗綾子・石橋渡らが担当し、ゲーム独自の世界観を彩っています。予約特典として設定資料集が付属し、ファンにとっては貴重なアイテムとなりました。探索要素は控えめながら、濃密なストーリーとキャラクター描写が魅力の作品です。
『BLOOD+〜双翼のバトル輪舞曲〜』は、Production I.G制作のテレビアニメ『BLOOD+』を原作としたゲーム作品です。アニメ本編では語られなかった“空白の7日間”を舞台に、主人公・小夜たちの新たな戦いと人間関係が描かれ、原作ファンにとって補完的な物語が展開されます。













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