『幕末浪漫 月華の剣士』シリーズは、SNKが贈る剣劇格闘ゲームの金字塔です。第1作『幕末浪漫 月華の剣士』は1997年12月5日に、続編『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華、散りゆく花〜』は1998年11月25日に、それぞれNEOGEO用ソフトとして稼働を開始しました。その後、PlayStation版やドリームキャスト版など家庭用ゲーム機にも移植され、2006年11月30日には『月華の剣士1・2』としてPlayStation 2でセット発売されました。
物語の舞台は、幕末という動乱の時代です。現世と隠世(うつしよ)の境界を守る「四神」の守護者たちが、強大な力を持つ敵に立ち向かう重厚なストーリーが展開されます。侍や浪人だけでなく、西洋の武器や特殊な術を使うキャラクターが入り乱れ、時代劇とファンタジーが見事に融合した世界観を作り上げています。
ゲームシステムにおける最大の特徴は、「剣質」の選択です。攻撃力重視でコンボを繋ぎやすい「力」、防御能力に優れ連撃が可能な「技」、そして特定の条件下で真の力を発揮する「極」の3種類からスタイルを選ぶことで、同じキャラクターでも全く異なる戦い方が楽しめます。弾き(パリィ)システムによる緊迫した攻防や、美しく描き込まれたグラフィック、そして叙情的なBGMは、今なお格闘ゲームファンから非常に高く評価されています。
本作の魅力は、美しい刀の刃紋や着物の質感といった、和の美意識が細部まで描き込まれている点にあります。この「和」の美しさを日常で味わうには、日本刀のメンテナンスにも使われる「丁子油」のような香りや、伝統的な香木のお香を焚くのが効果的です。静かな空間に凛とした香りを漂わせることで、作中の剣客たちが精神統一をするような、静謐で引き締まった時間を過ごすことができます。













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