『雷電III』は、2005年にタイトーよりアーケードで稼働を開始した縦スクロール型シューティングゲームで、人気シリーズ『雷電』の第4作目にあたります。シリーズ初の3Dグラフィックを採用し、家庭用ではPlayStation 2やPCなどに移植されました。
本作では、プレイヤーは新型機「ファイティングサンダー ME-02」を操作し、地球侵略を企てる敵勢力と戦います。従来のシリーズと異なり、全7ステージ構成でループは廃止され、1周クリアでゲーム終了となる仕様です。操作は8方向レバーと2ボタン(ショット・ボンバー)で構成され、初心者でも扱いやすいシンプルな操作体系が採用されています。
武器は3種類のメインショット(バルカン、レーザー、プロトンレーザー)と、3種類のサブウェポン(ニュークリアミサイル、ホーミングミサイル、レーダーミサイル)から選択可能で、プロトンレーザーは本作で初登場した新兵器で、左右に振ることで威力が増す鞭状のレーザーです。アイテム取得によるパワーアップは最大5段階まで可能で、同色以外のアイテムでも強化される仕様に変更されています。
2023年には、リミックス版『雷電III×MIKADO MANIAX』が発売され、オンラインランキング、リプレイ機能、縦画面モード、BGM切り替えなどの新要素が追加されました。対応機種はNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|Sと幅広く、シリーズの再評価にもつながっています。
『雷電III』は、1990年にセイブ開発が制作したアーケードゲーム『雷電』を原作とするシリーズ作品です。『雷電II』『雷電DX』を経て、開発元がMOSSに移行した本作では、3Dグラフィックの導入や新武器の追加など、シリーズの刷新が図られました。以降も『雷電IV』『雷電V』と続く長寿シリーズとして、縦スクロールシューティングの代表格として知られています。













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