『餓狼 MARK OF THE WOLVES』は、1999年11月26日にSNKよりアーケード(NEOGEO)で稼働し、後にドリームキャストやPlayStation 4、Nintendo Switchなど多数のハードへ移植された2D対戦格闘ゲームであり、『餓狼伝説』シリーズの新たな世代を描いた野心作です。伝説の支配者ギース・ハワードの死から10年後のサウスタウンを舞台に、ギースの息子でありながら宿敵テリー・ボガードに育てられた青年ロック・ハワードを中心とした新世代の狼たちの戦いが描かれます。

本作では、シリーズの顔であったテリー・ボガード以外のキャラクターが一新されており、洗練されたスタイリッシュなデザインと重厚なドットアニメーションが特徴として挙げられます。体力ゲージの特定領域を使用することで攻撃力が増加し体力も徐々に回復する「T.O.P.システム」や、敵の攻撃をギリギリでガードすることで体力を回復し反撃の隙を作る「ジャストディフェンス」といった独自システムが導入され、攻防の駆け引きがより高度に進化しています。

必殺技を中断して隙を消したり別の技へ繋げたりする「ブレーキング」の採用により、自由度の高いコンボ構築が可能となっています。これらのシステムが生み出す奥深い戦略性と、SNK格闘ゲームの集大成とも言える緻密なゲームバランスが高く評価されており、発売から20年以上経過してもなお、多くのプレイヤーに愛され続けているタイトルです。

物語の面では、複雑な生い立ちを持つロックと、彼を見守るテリーの絆、そして新たなる脅威「カイン」との対峙がドラマチックに展開されます。各キャラクターに用意された個別のエンディングや、隠しボスの存在など、対戦ツールとしてだけでなく一人用の物語体験としても充実した内容が提供されています。

本作は、1991年から続くSNKの看板タイトル『餓狼伝説』シリーズの事実上の最終作(最新作『City of the Wolves』の前作)として制作されたアーケードゲームです。従来のライン移動システムを廃止して1ライン制の攻防へと刷新し、キャラクターと世界観を次世代へと移行させることで、シリーズの新たなスタンダードを確立したタイトルとして再構成されています。

餓狼 MARK OF THE WOLVES

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