『ウルトラマン Fighting Evolution 3』は、ウルトラシリーズを題材とした3D対戦格闘ゲームであり、シリーズ第3作としてプレイステーション2向けに発売されました。前作までの昭和ウルトラマン中心の構成から一転し、『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンコスモス』など平成ウルトラマンが本格的に参戦したことで、シリーズの幅が大きく広がりました。ゲームは「ふらふらゲージ」システムを継承しつつ、必殺技のカスタマイズや反撃技の導入など、戦略性と演出面が強化されています。
本作の「ウルトラモード」では、原作エピソードを再現したシナリオが20本以上収録されており、各ステージにはランク評価や特殊条件が設定されています。例えば「さらばウルトラマン」ではゾフィーがゼットンを倒すIF展開が用意されており、原作再現と独自展開の両方が楽しめます。また、「怪獣標本」ではダダを操作して怪獣を捕獲し、ウルトラマンにけしかけるというユニークな構成が採用されています。登場キャラクターはウルトラ戦士・怪獣・宇宙人を含めて40体以上に及び、一部は隠しキャラクターとして条件を満たすことで解禁されます。
ゲームモードは「ウルトラモード」「バトルモード」「タッグモード」「カスタムモード」「リプレイモード」など多岐にわたり、特にタッグモードではプレイヤー2人とCPU1体による協力戦が可能です。必殺技は最大4つまで装備でき、装備数によって威力が変動する仕様となっており、技の選択と構成が攻略の鍵となります。演出面では変身シーンや必殺技のカメラワーク、怪獣の爆発演出などが強化されており、原作ファンに向けた再現度の高さが特徴です。
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