【PS2】ステラデウス

『ステラデウス』は、プレイステーション2で発売されたシミュレーションRPG。戦闘を行う「マップパート」と、パーティの編成などを行う「フィールドパート」でゲームは展開。アクションポイントを消費して行動する「RAPシステム」と仲間との協力行動を行う「EZシステム」で戦略性に富んだ戦闘が楽しむことができる。

キャラクターデザインおよびアートディレクションを『デビルサマナー ソウルハッカーズ』や『ペルソナ2』でサブキャラクターのデザインを手がけた副島成記が担当。

プロローグ

古より「虚霧の海」と呼ばれる白き恐怖に覆われた地・レーバ大陸。「虚霧の海」に呑み込まれた世界は白塵と化し、やがて、すべてが霧散する。その絶対的な恐怖から、人々は望みを失い、恐慌をきたし、互いに相争った。

自暴自棄となった人々により地獄と化した世界。しかし、そこに一条の希望の光が差し込んだ。それは、”滅びを許容することで、人は天に召される”という終末思想を掲げるエクウェ教。その教えは人々から恐怖を取り払ったが、同時に生きる希望をも奪い去った。

滅びを待つだけの無気力な世界。そこに、一人の覇気溢れる男が現れる。男は軍を組織し、大陸を治めていた王国を滅ぼすと自らが王となった。だが、それだけでは飽き足らず、気力を失った人々を次々と虐殺しはじめた。そして今、軍靴の足音は少年スフィーダの住む村にも迫ろうとしていた……。