バーンアウト3 テイクダウン(Burnout 3: Takedown)』は、2004年10月14日にエレクトロニック・アーツからPlayStation 2向けに発売されたアクションレーシングゲームで、破壊とスピードを極限まで追求した『バーンアウト』シリーズの第3作目です。開発はCriterion Gamesが担当し、本作からEAがパブリッシャーとなったことで、シリーズの方向性が大きく刷新されました。

最大の特徴は、「テイクダウン」システムの導入です。これは、ライバル車に体当たりしてクラッシュさせることでブーストゲージを回復・強化できるというもので、攻撃的なレース展開を可能にしました。テイクダウンが決まると、カメラが切り替わって破壊シーンがスローモーションで映し出されるなど、演出面でも爽快感が際立っています。

また、「クラッシュモード」では、渋滞中の交差点などに突っ込んで被害総額を競うというユニークなルールが採用されており、単なるレースゲームにとどまらない遊び方が可能です。クラッシュ後には「アフタータッチ」や「クラッシュブレイカー」といった要素もあり、爆発や連鎖クラッシュを狙う戦略性も加わっています。

グラフィックは60fpsで滑らかに動作し、破壊描写やスピード感も大幅に進化。EA TRAXによるロック中心のサウンドトラックも高く評価され、ゲーム全体のテンションを盛り上げています。