『パチスロ闘魂伝承 猪木祭』は、アントニオ猪木をモチーフにしたパチスロ機2機種を収録したPlayStation 2用の実機シミュレーターソフトです。収録タイトルは『アントニオ猪木という名のパチスロ機』および『アントニオ猪木自身がパチスロ機』であり、いずれも平和およびオリンピアが開発した4号機ATタイプの人気機種です。ゲーム内では液晶演出やボーナス抽選、AT「闘魂チャンス」などの挙動が忠実に再現されています。
『アントニオ猪木自身がパチスロ機』は、2003年に登場した後継機であり、前作の演出やシステムを踏襲しつつ、液晶演出の強化やプレミアム演出「道」の追加などが行われました。道演出には通常版と詩朗読版「チャンピオンロード」の2種類が存在し、いずれも大量出玉の契機となる仕様です。ペナルティ回避のためには、通常時に左リールから停止させる必要があるなど、実機同様の操作ルールも再現されています。
本作は2004年5月13日にサクセスより発売され、価格は税抜5,980円で提供されました。プレイ人数は1人専用で、周辺機器として「パチスロコントローラ玄人」にも対応しています。現在ではオンラインゲームサイト「777town.net」でもプレイ可能なタイトルとなっており、猪木シリーズのファンやパチスロ実機研究者にとって貴重な資料的価値を持つ作品です。
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