『てんたま2wins』は、双子の見習い天使との共同生活を通じて、究極の選択と真実の愛を描く恋愛アドベンチャーゲーム。2004年01月29日にKIDからPS2で発売されました。本作は、前作『てんたま』から2年後の同じ街を舞台にした正統続編です。主人公の相沢恭介は、クリスマスを目前に控えたある日、空から降ってきた巨大な卵と遭遇します。中から現れたのは、瓜二つの双子の少女「純(じゅん)」と「真(まこと)」。彼女たちは一人前の天使になる試験のためにやってきたと言いますが、そこには「試験に合格して人間になれるのは、どちらか一人だけ」という過酷なルールが課せられていました。

ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んでいくオーソドックスなアドベンチャー形式です。プレイヤーは恭介となり、押しかけてきた双子たちとの賑やかな同居生活を送ります。料理が得意で家庭的な姉の純と、ボーイッシュで活発な妹の真。対照的な性格の二人と交流を深めていきますが、物語が進むにつれて「どちらかを選ばなければならない」という重圧がのしかかります。KID作品特有の、日常の裏に隠されたシリアスな設定や伏線が張り巡らされており、プレイヤーの選択がヒロインたちの運命を大きく左右します。

本作の特徴は、前作のヒロインたちが成長した姿で登場し、物語に彩りを添えている点です。前作の主人公と結ばれた後のエピソードや、サブキャラクターたちのその後が語られるため、シリーズファンにとっては感慨深い展開が用意されています。もちろん、本作から始めても独立した物語として楽しめるよう構成されていますが、松尾ゆきひろ氏の描く優しいビジュアルとは裏腹に、自己犠牲や別れをテーマにした切ないシナリオが、プレイヤーの心を強く揺さぶります。

キャラクターデザインの松尾ゆきひろ氏は、KIDの看板タイトルを支え続けたイラストレーターです。本作のような「天使」や「究極の選択」というテーマに惹かれた方は、同じくKIDが制作した『Memories Off』シリーズや、天使をモチーフにした泣ける名作映画『シティ・オブ・エンジェル』などに触れることで、愛する者のために何かを犠牲にする物語の美しさをより深く味わうことができます。

シティ・オブ・エンジェル (Blu-ray)

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