『武刃街(ぶじんがい)』は、2003年12月25日にタイトーよりPlayStation 2向けに発売されたハイスピード武侠アクションゲームで、タイトー50周年記念作品として開発されたタイトルです。プレイヤーは主人公・劉王羽(ラウ・ウォング)を操作し、未来のアジアを舞台に鬼と化したかつての友を討つために戦います。

本作は、レッド・エンタテインメントとの共同開発により制作され、主人公のモデルおよびモーションアクターにはアーティストのGACKT氏を起用。脚本は黒田洋介氏、音楽はZUNTATAが担当しています。ゲームは中国武侠映画を彷彿とさせる華麗な剣戟アクションが特徴で、二刀流の剣士である劉が舞うように敵を斬り伏せる姿が印象的です。

戦闘では、連続技「連斬」や範囲攻撃「旋風斬り」、妖術ゲージを消費して発動する「妖術」など、多彩な技を駆使して戦います。敵の攻撃をガードし、タイミングよく反撃する「剣戟カウンター」や「妖術カウンター」など、独自の防御システムも搭載されています。

ステージクリア時にはコンボ数やタイムに応じてランクが付与され、報酬として「霊珠」が支給されます。霊珠を使ってステータスや武器の強化が可能で、やり込み要素も充実。さらに、ステージに点在する「太極印」を集めることで、開発者インタビュー映像などの隠し要素が解禁されます。

『武刃街』はゲームオリジナル作品ですが、講談社「マガジンZ」にて『武刃街 斬皇伝説』のタイトルで漫画展開も行われました。ゲームの世界観を補完する内容となっています。