『トランスフォーマー』は、2003年10月30日にタカラよりPlayStation 2向けに発売されたロボットアクションゲームで、アニメ『トランスフォーマー』シリーズを題材にした無双系の3Dアクション作品です。

プレイヤーはサイバトロンまたはデストロンのいずれかを選び、3人編成の部隊で全10ステージのミッションに挑みます。操作できるのは1体のみで、他の2体はAIによる自動行動。ステージ開始時に配置を決め、変形以外の指示は出せない仕様となっています。

登場キャラクターは第1作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から『2010』『ザ☆ヘッドマスターズ』までの作品群から選出され、パッケージには「100体以上登場」と記載。使用可能なプレイヤーキャラはコンボイ、メガトロン、スタースクリーム、ロディマスコンボイ、ガルバトロンなど、シリーズを代表する面々が揃っています。

ゲームは敵を大量に撃破する無双系の構成で、変形による移動や攻撃が可能。一方で、仲間AIの挙動が不安定で、プレイヤーが倒されると即ゲームオーバーになるなど、難易度やバランス面に課題があるとされました。ムービー演出は長めで、2周目に入るとセーブデータが初期化される仕様も話題となりました。

同年発売の玩具『トランスフォーマーコレクション9 スタースクリーム』には、本作の宣伝映像を収録したDVDが同梱されていました。

『トランスフォーマー』は、タカラ(現タカラトミー)と米Hasbro社が共同展開するロボット玩具シリーズを原作とし、1985年よりTVアニメ化。変形機能を持つロボットたちの戦いを描いたSFアクションで、世界的な人気を誇ります。