『蒼天龍 THE ARCADE』は、2003年3月27日にデジキューブから発売されたPlayStation 2対応の牌パズルゲーム。2000年にゲームセンターで稼働し、その爽快な操作感と派手な演出で人気を博したアーケードゲーム『蒼天龍』の完全移植版です。

ゲームの基本ルールは、麻雀牌を使ったパズル「四川省(二角取り)」をベースにしています。盤面に並べられた牌の中から、同じ種類の牌を「直線で結んだ際に曲がる回数が2回以内」の条件でペアにして消していくというシンプルなものです。しかし、本作独自の要素として、牌を消すとその周囲の牌が反転したり回転したりして盤面状況が変化する「牌転(ハイテン)」システムや、手詰まりを回避するお助けアイテム、制限時間を回復するボーナス要素などが盛り込まれており、単なる思考パズルに留まらないアクション性の高いゲームプレイが楽しめます。

ストーリーモードでは、プレイヤーは龍使いとなり、青龍、白虎、朱雀、玄武といった四聖獣が守護するステージを攻略していきます。シューティングゲームの開発で定評のあるメーカー「童(わらし)」が手掛けているため、牌を消した際の爆発エフェクトやカットイン演出が非常に派手で、テンポよく連鎖を決めた時の爽快感は格別です。

『蒼天龍 THE ARCADE』は、麻雀牌を用いたパズルゲームの一種「四川省(二角取り)」のルールを採用しています。1989年にタムテックスから発売されたアーケードゲーム『四川省』がこのジャンルの元祖として知られ、以降様々なアレンジ作品が生まれています。

四川省 パズル