『カオス レギオン』は、2003年にPlayStation 2およびWindows向けに発売されたアクションRPGです。開発・発売はカプコンが担当し、冲方丁によるライトノベルとのメディアミックス作品として展開されました。プレイヤーは「黒印騎士団」の剣士ジーク・ヴァールハイトを操作し、召喚獣「レギオン」を駆使して敵の大群と戦います。ゲームは三人称視点で進行し、「フォースモード」「アサルトモード」「ロックオンシュート」などの戦闘システムが導入されています。

物語は、かつての親友ドラクロワが禁忌の書「外典イザーク」を持ち出し、世界を浄化しようとする陰謀に対抗するジークの旅を描いています。登場キャラクターにはアーシア・リンスレット、シーラ・リヴィエール、ヴィクトール・ドラクロワなどが含まれ、ジークは聖印の力で死者を召喚し、レギオンを操る能力を持っています。レギオンは「ギルト」「ヘイトレッド」「マリス」など7種類が存在し、それぞれ異なる攻撃スタイルと特殊能力を持っています。

ゲームは全15ステージ構成で、クリア後には全敵を一撃で倒せるスーパーモードが解禁されます。PS2版は難易度が低めに設定されており、PC版では難易度が調整されています。音声は日本語版では俳優の押尾学（ジーク役）、りょう（シーラ役）らが担当し、英語版では吹き替え音声に変更されています。関連メディアとしてドラマCDや小説版（全7巻）が刊行されており、世界観の補完が行われています。