『サクラ大戦 〜熱き血潮に〜』は、1996年にセガサターンで発売された初代『サクラ大戦』のリメイク作品で、2003年2月27日にPlayStation 2向けに登場しました。
本作は「ドラマチックアドベンチャー」として、アドベンチャーパートと戦闘パートを交互に進行。PS2版では『サクラ大戦3』以降の「ARMS戦闘システム」や新LIPS(選択肢システム)を導入し、戦略性と演出が大幅に強化されています。紅蘭を中心とした新シナリオの追加や、霊子甲冑「光武」の個別デザイン化など、原作からの変更点も多数。特に合体技や必殺技はフルアニメーション化され、演出面の迫力が増しています。
また、サブキャラの好感度によってエンディング直前のイベントが変化するなど、恋愛要素やキャラクター描写も強化。花札ミニゲームは「こいこい大会」として残され、対戦相手や思考ルーチンも刷新されています。与謝野晶子の詩から採られた副題「熱き血潮に」は、シリーズの文学的な側面も象徴しています。
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