『ガントレット・ダークレガシー』は、2002年7月25日にコーエーネットから発売されたPlayStation 2用のアクションRPGで、アーケードで人気を博した『ガントレット・レジェンド』の拡張版にあたります。プレイヤーはウォリアーやウィザードなど8種類の職業からキャラクターを選び、最大4人までの協力プレイで、8つの王国を巡る冒険に挑みます。ゲームの目的は、各地に隠されたルーンストーンを集め、邪悪な魔王スカーンを封印することです。

戦闘は見下ろし型のリアルタイムアクションで、敵の出現源である「ジェネレーター」を破壊しながら進行します。経験値は敵を倒すのではなく攻撃することで得られる独自のシステムを採用しており、ボス戦では戦闘中にレベルアップすることもあります。装備の概念はなく、代わりにショップで能力値を直接購入することでキャラクターを強化していきます。また、隠しキャラクターや特殊アイテム、巨大ボスとの戦闘など、ハック&スラッシュとしての爽快感とやり込み要素が詰め込まれています。

一方で、ルーンストーンの収集が必須である点や、ステータスの上限が早期に到達してしまう点など、ゲームバランスに関する課題も指摘されています。それでも、複数人での協力プレイによる盛り上がりや、シンプルながら中毒性のあるゲーム性から、隠れた名作として評価されています。