『GUNGRAVE(ガングレイヴ)』は、背中に巨大な棺桶を背負った蘇りし死神が、数多の銃弾をばら撒きながら組織への復讐を遂げるフルブレイク・ガンアクションゲーム。2002年07月18日にレッド・エンタテインメントからPS2で発売されました。その2年後となる2004年03月04日には、新たなプレイアブルキャラクター2名を追加し、ボリュームとシステムを大幅に強化した続編『GUNGRAVE O.D.』が同機種で発売されています。漫画『トライガン』の作者である内藤泰弘氏が原作・キャラクターデザインを手掛け、スタイリッシュなビジュアルとハードボイルドな物語、そして「破壊の美学」を追求した爽快感が融合した作品です。
ゲームプレイは、遮蔽物に隠れながら敵を撃つ一般的なガンシューティングとは一線を画し、遮蔽物ごと敵を粉砕して進む豪快なスタイルを採用しています。主人公ビヨンド・ザ・グレイヴが操る二丁拳銃「ケルベロス」は弾数制限がなく、リロードの必要もありません。プレイヤーはひたすらに射撃ボタンを連打し、群がる敵をなぎ倒し、車や家具などのオブジェクトを破壊して「アートポイント」を稼ぎます。溜まったポイントを消費すれば、背中の棺桶型兵器からミサイルやガトリングを放つ必殺技「デモリッションショット」が発動し、画面内の全てを吹き飛ばす圧倒的な火力を体験できます。続編『O.D.』では、剣で戦う「屍十二」と、エレキギター型の銃を操る「ロケットビリー」が参戦し、それぞれ異なる操作感で戦場を駆け抜けることが可能となりました。
本シリーズの最大の特徴は、内藤泰弘氏のデザイン画がそのまま動いているかのようなトゥーンレンダリングによるグラフィックと、ケレン味たっぷりの演出です。あえてリアリティを無視した「カッコよければ全て良し」というスタンスが貫かれており、スローモーションで薬莢が舞う中での乱射や、ポーズを決めての必殺技発動など、アニメのクライマックスシーンを自らの手で操作しているような没入感を味わえます。ストーリーもまた、かつての親友との因縁や、守るべき少女との絆を描いた王道のノワール・ドラマとなっており、硝煙と悲哀に満ちた男たちの挽歌を堪能できます。
本作の原案・キャラクターデザインを務めた内藤泰弘氏は、名作漫画『トライガン』の作者として世界的に知られています。同作もまた、赤いコートのガンマンが超絶技巧で戦うSFアクションであり、『GUNGRAVE』に通じるスタイリッシュなガンアクションの原点と言えます。ゲームの世界観やビジュアルに惹かれた方は、氏の漫画作品を読むことで、その独特な「カッコよさ」の美学をより深く理解することができます。













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