『セ・パ2001』は、2001年12月6日にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)からPlayStation 2向けに発売された、日本プロ野球機構公認のリアル系野球ゲームです。12球団・各30名の実名選手が登場し、顔・体型・フォーム・フランチャイズ球場までを写実的な3Dグラフィックで再現。2001年度のペナントレースデータをもとに、当時のプロ野球の空気感をそのままゲームに落とし込んだ作品です。

本作は、プレイヤーが選手を直接操作する「選手モード」と、采配だけを行う「監督モード」の2つを搭載。アクションが苦手な人でも、戦略的なプレイで勝利を目指せる設計になっています。打撃では、狙い球が合えば自動でミートできる「ホーミング」や、選手ごとに設定された「ミートストック」を消費してカーソルを拡大するシステムを採用。投球では、ゲージを溜めて「ウイニングショット」を放つことができ、駆け引きの奥深さが魅力です。

クロスプレー時にはカメラがズームし、スライディングやタッチをプレイヤーが直接操作。タイミング次第ではアウトの場面をセーフに覆すことも可能で、演出面の迫力も高く評価されました。

2001年のプロ野球では、セ・リーグはヤクルトスワローズ、パ・リーグは大阪近鉄バファローズが優勝。日本シリーズではヤクルトが近鉄を破り、5年ぶりの日本一に輝きました。古田敦也、岩村明憲、ラミレス、ローズ、中村紀洋らが活躍した年であり、彼らのプレイスタイルも本作にしっかりと反映されています。