『FLYING CIRCUS -フライングサーカス-』は、繊細な指先の感覚が要求されるラジコンヘリコプターの操縦を、家庭用ゲーム機で本格的に再現したフライトシミュレーションゲーム。2001年11月15日にシスコンエンタテインメントからプレイステーション2で発売されました。本作の最大の特徴は、ラジコン模型界の老舗メーカーである「京商」が全面的に開発協力を行っている点です。単なるゲーム的な挙動ではなく、実機の物理特性や操縦の難しさを忠実にシミュレートしており、ラジコンヘリ入門者が最初に行うホバリング練習などの基礎トレーニングにも活用できる実用性を備えています。

ゲームプレイは、ラジコンヘリ特有の複雑な操作をマスターすることから始まります。通常のコントローラーでもプレイ可能ですが、本作のために開発された専用の「プロポ型コントローラ」を使用することで、実物さながらのスティック操作を体験できます。機体の挙動は非常にシビアで、風の影響やローターの回転による反動などを計算に入れながら、微妙な舵取りを行わなければなりません。モードには、基本操作を学ぶトレーニングに加え、家の中や庭といったフィールドで様々なミッションに挑む「アドベンチャーモード」や、規定のコースを飛行する「チャレンジモード」が用意されており、技術の向上と共にゲームとしての達成感を味わえる構成となっています。

本作の独自性は、京商の実在するラジコンヘリが実名で登場し、詳細なカスタマイズが可能である点です。「コンセプト30」や「キャリバー30」といった名機を操縦できるほか、エンジン、ローター、スタビライザーといったパーツを交換して機体の性能を変化させることができます。また、機体のカラーリング変更や、カメラ視点の切り替え(操縦者視点や機体後方視点など)も可能で、ラジコンファンが求めるリアリティと、ゲームならではの視覚的な楽しさを両立させています。

シスコンエンタテインメントは、本作以外にも『鉄1 〜電車でバトル!〜』などの個性的なシミュレーションゲームを手掛けたメーカーです。ラジコンヘリは「空飛ぶメカニズムの最高峰」とも呼ばれ、その操縦には高度な技術と知識が必要です。本作でその魅力に触れた後は、実際に模型店でラジコンヘリのキットを眺めたり、航空力学の基礎を解説した書籍を読んだりすることで、揚力やジャイロ効果といった物理現象への理解をより深めることができます。

京商 ラジコン製品

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