『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』は、カプコンとSNKの人気キャラクターが一堂に会する2D対戦型格闘ゲームです。本作は前作『CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000』の続編として開発され、アーケード版をベースにPlayStation 2およびドリームキャスト向けに移植されました。ゲームシステムは「グルーヴシステム」と「レシオシステム」を採用しており、プレイヤーは好みの戦闘スタイルとキャラクター編成を自由に選択できます。

グルーヴシステムでは、C・A・P・S・N・Kの6種類から選択可能で、それぞれ異なるゲージ管理や防御・回避技が設定されています。レシオシステムでは、最大3人までのチームを編成し、4ポイント分の強さを自由に割り振ることができます。登場キャラクターは44名以上で、家庭用版では「殺意の波動に目覚めたリュウ」や「暴走庵」などの追加キャラクターも使用可能です。

家庭用版では、アーケードモードのほか、トレーニングモード、カラーエディットモード、ネットワーク対戦など多彩なモードが搭載されています。特にPS2版とDC版では異機種間通信対戦が可能で、当時としては画期的な試みでした。また、前転キャンセル(RC)というバグ技の存在が競技シーンに影響を与えたものの、戦略性と自由度の高さから現在でも根強い人気を誇る作品です。