『TAMTAM PARADISE -タムタムパラダイス-』は、南国の孤島を舞台に、打楽器(パーカッション)のリズムに乗って物語を進めるリズムアクションゲーム。2001年08月09日にグローバル・A・エンタテインメントからPlayStation 2で発売されました。本作のキャラクターデザインは、後に旅エッセイ漫画などで人気を博すイラストレーターの水谷さるころ氏が担当しています。プレイヤーは、天界から追放された「堕天使ちゃん」となり、一人前の天使に戻るための修行として、相棒の「ダークちゃん」と共に世界各国を巡り、困っている人々をリズムの力で助ける旅に出ます。
ゲームプレイは、画面中央から放射状に流れてくるマーカーに合わせて、タイミングよくボタンを叩くオーソドックスなスタイルを採用しています。本作の最大の特徴は、ソフトに同梱されている専用コントローラー「タムタム」に対応している点です。この太鼓型コントローラーは叩く強さを感知する感圧センサーを内蔵しており、優しく叩けば「ポコッ」、強く叩けば「ドンッ」といった具合に、音の強弱をリアルに表現することが可能です。ステージの合間には、リズムゲームとは異なる操作を求められるミニゲームが挿入され、単調になりがちな演奏パートにアクセントを加えています。
本作の独自性は、殺伐とした要素の一切ない、ポップで可愛らしい世界観にあります。水谷さるころ氏の手による2Dキャラクターたちがアニメーションのように動き回り、ほのぼのとしたストーリーを展開します。また、通常のコントローラーでもプレイ可能ですが、専用コントローラーを使用することで、コンガやボンゴといった民族楽器を演奏しているかのような直感的な楽しさを味わえます。2人での協力プレイや対戦モードも搭載されており、家族や友人と一緒に身体を使ってリズムを刻むパーティーツールとしても機能する作品です。
本作のキャラクターデザインを手掛けた水谷さるころ氏は、本作の発売後に『35日間世界一周!!』などのコミックエッセイでブレイクしました。本作で見られるポップな色使いや親しみやすいキャラクター造形は、氏の漫画作品にも通じる魅力があります。ゲームのファンタジックな旅に惹かれた方は、氏の実録旅漫画を読むことで、リアルな世界旅行のドタバタ劇と新たな発見を楽しむことができます。













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