『鉄1〜電車でバトル!〜』は、2001年7月5日にシスコンエンタテイメントからPlayStation 2向けに発売された電車レースゲームです。自動車ではなく鉄道車両を操作して競い合うという、家庭用ゲームとしては前例のない形式を採用しています。ジャンルはアクションレースで、仮想ネットワーク「HOME NETWORK TRAIN」を舞台に、日本一の電車を決める大会「鉄1」が開催されるという設定です。

プレイヤーは全国6地域(トーホク、カントー、チューブ、キンキー、チューゴク、キューシュー)から車両を選び、地域予選を勝ち抜いて全国大会に挑みます。登場車両はJR・私鉄・第三セクターなどを模した非ライセンス車両が80種以上収録されており、体当たり・脱線・火花走行など鉄道の常識を逸脱した演出が導入されています。レース中はポイント切替による進路変更や、ゴール地点での停車精度が勝敗に影響するなど、独自のルールが設けられています。

演出面では、片輪走行や衝突による吹き飛びなどのアニメーションが強調されており、タイトル画面後のデモではTHE BLUE HEARTSの『TRAIN-TRAIN』が流れる演出も採用されています。続編『鉄1〜電車でバトル!〜 WORLD GRAND PRIX』では海外ステージや新モードが追加され、シリーズとしての拡張が図られました。点で正確に停車しないとタイムロスになるなど、細部まで“バカゲー”としてのこだわりが詰まっています。タイトル画面後のデモでは、THE BLUE HEARTSの『TRAIN-TRAIN』が流れ、6台の電車が激走するシーンが展開されます。

続編『鉄1〜電車でバトル!〜 WORLD GRAND PRIX』は2002年に発売され、海外ステージや新モードを追加したリニューアル版として展開されました。必要であればそちらも一括構成で提示可能です。