『機甲兵団 J-PHOENIX 序章編』『機甲兵団 J-PHOENIX』は、2001年にタカラよりPlayStation 2向けに連続して発売されたロボットカスタマイズアクションゲームで、体験版と本編が連動する構成となっています。

舞台は惑星J。鉱物資源に乏しいアルサレア帝国は、傭兵派遣を主要産業とし、兵士の生存性を高めるために機動兵器「パンツァーフレーム(PF)」を開発しました。プレイヤーはグレン将軍率いる特務部隊「グレン小隊」の一員として、侵略を進めるヴァリム共和国との戦争に身を投じます。『序章編』では、戦場での操作感やカスタマイズの基本を体験でき、『J-PHOENIX』本編では、より広範な戦域と物語が展開され、登場人物との関係性や戦術の深みが増していきます。

PFは頭部・胴体・腕・脚など16部位に分かれ、300種類以上のパーツから自由に構築可能。重量・エネルギー消費・冷却性能などを考慮しながら、自分だけの機体を編成できます。特定の構成でボーナスが発生するなど、戦略性の高い設計が魅力です。戦闘ではリアルタイムで敵機と交戦し、インターミッションでは武器開発や部隊編成を行うことで、戦術と育成が融合したプレイ体験が生まれます。さらに、資料館モードや百機斬りモードなどのサブコンテンツも充実しており、世界観への没入感を高めてくれます。

『機甲兵団 J-PHOENIX』は、2002年以降にOVA・小説・漫画などのメディア展開が行われたSFロボット作品です。OVA『PFリップス小隊』は全3話構成で、富士見文庫からは唯野条太郎による小説版も刊行。舞台は惑星Jの戦乱を描いた群像劇で、メカデザインは『機動戦士ガンダム』で知られる大河原邦男が担当しています。