『トップギア・デアデビル』は、ミニカーのような愛らしいフォルムの車を操り、世界の主要都市を縦横無尽に走り回るカーアクションゲーム。2001年01月18日にケムコからPS2で発売されました。本作は、リアルなドライビングテクニックを競う従来のレースゲームとは異なり、交通ルールや物理法則を無視したハチャメチャな走行を楽しむことに主眼が置かれています。プレイヤーは、命知らずの走り屋集団「デアデビル」の一員となり、愛車を駆ってローマ、ロンドン、東京、サンフランシスコという4つの大都市を舞台にした過激なミッションに挑みます。
ゲームプレイの中心となるのは、広大なフィールド上に散らばる「デアデビルコイン」を制限時間内に集めるモードです。コインは単に道路上に落ちているだけでなく、ジャンプ台を使って飛び乗るビルの屋上、地下鉄の線路、公園のモニュメントの上など、一見すると到達不可能な場所に配置されています。そのため、プレイヤーは街の構造を把握し、隠されたショートカットやスタントスポットを発見する「探索」の楽しさを味わうことになります。また、フリーロームモードでは、時間制限を気にせず自由に街を観光したり、心ゆくまで破壊活動を行ったりすることも可能です。
本作の最大の特徴は、アーケードライクでコミカルな物理挙動です。車体は非常に軽量に設定されており、壁や対向車に衝突しても大破することなく、ゴムまりのようにポヨンと跳ね返ります。この特性を利用して強引に障害物を突破したり、パトカーの包囲網を空中ジャンプで回避したりといった、漫画的なアクションが頻発します。さらに、対戦モードでは爆発寸前の爆弾をなすりつけ合う「ボム・タグ」などのパーティーゲームも収録されており、リアルなシミュレーター疲れを吹き飛ばす、底抜けに明るいドライブ体験を提供してくれます。
本作の開発は、アメリカのPapaya Studioが担当しました。「トップギア」シリーズは本来、SFC時代の名作レースゲームとして知られていますが、本作はその系譜の中でも異色のパーティーゲーム的立ち位置にあります。小型車(ミニ)が街中を暴れ回るというコンセプトは、映画『ミニミニ大作戦』を彷彿とさせます。ゲーム内で味わえるような、狭い路地や階段を駆け抜けるスリリングなカーチェイスを映像作品でも堪能したい方には、この名作映画が最適です。













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