『機動戦士ガンダム』は、2000年12月21日にバンダイからPlayStation 2向けに発売された3Dアクションゲームで、PS2初のガンダムゲームとして登場しました。開発はベック(チームホワイトディンゴ)が担当しています。
本作はアニメ『機動戦士ガンダム』の前半から中盤、すなわち地上戦を中心に構成されており、ジャブロー攻防戦までが描かれます。宇宙戦はムービーで補完され、ゲームプレイには含まれていません。プレイヤーはアムロ・レイとしてストーリーモードを進行し、ビームライフル、ハイパーバズーカ、ハイパーハンマーなどの武装を駆使して戦います。
ストーリーモードをクリアすると、連邦軍・ジオン軍のモビルスーツを自由に選んで戦う「タクティクスバトルモード」が解禁されます。このモードでは『0080』『第08MS小隊』『ブルーディスティニー』『コロニーの落ちた地で…』などのOVA・ゲーム作品からの機体も登場し、条件を満たすことで使用可能になります。
演出面では、セガサターン版や『PERFECT ONE YEAR WAR』から流用された高品質なアニメムービーが挿入され、戦闘中のポリゴン描写も当時としては高水準でした。ゾックの四足歩行デザインなど、ゲームオリジナルのアレンジも見られます。
なお、2003年にはグラフィックを強化した『機動戦士ガンダム Ver.1.5』が『めぐりあい宇宙』の限定版に同梱され、後に廉価版『GUNDAM THE BEST』として単品発売されました。
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