『ギターフリークス 3rd MIX & ドラムマニア 2nd MIX』は、シリーズの基本システムを確立した初期の代表作で、音楽ゲームとしての完成度を大きく高めたカップリングタイトルです。
本作では、ギター側に「BASS譜面」が初登場し、同じ楽曲を異なるパートで演奏できるようになりました。ドラム側では演奏画面の視認性が改善され、ノーツとレーンカラーの干渉が減少。コンボ表記も「Hits」から「Combo」に変更され、スコア管理がより明確になりました。BONUS TRACKモードでは、通常の2〜3倍の長さで演奏できる「ロング曲」が実装され、Deep Purple「SMOKE ON THE WATER」やHysteric Blue「春〜Spring〜」など、洋楽・邦楽のカバー版権曲も初収録されています。
PlayStation 2版では、アーケード版の楽曲を中心に収録しつつ、家庭用独自のモードや演出が追加されています。譜面難易度の並び順が不規則であるなど一部仕様に課題はあるものの、シリーズの基盤を築いた作品として評価されており、後続タイトルの方向性にも大きな影響を与えました。
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