『GEAR戦士電童』は、2001年4月26日に発売されたPlayStation用アクションゲームであり、テレビアニメ『GEAR戦士電童』を原作とした唯一の家庭用ゲーム作品です。開発はナツメが担当し、2Dベルトスクロールアクションと3D格闘パートを融合させた構成が特徴です。発売後は移植や続編の展開はなく、現在はレトロゲーム市場で高値がつくプレミアソフトとして注目されています。

プレイヤーは出雲銀河と草薙北斗を操作し、機械帝国ガルファの機獣と対峙します。ステージではパンチ・キック・投げ技に加え、バッテリーゲージを消費してタービン系の技やデータウェポンを駆使します。その過程で、2段ジャンプやステップ移動を活用しながら敵を掴み、投げ、連撃を叩き込みます。ボス戦では視点が切り替わり、3D格闘アクションへと移行し、重厚なロボットの動きとフルボイス演出が戦闘の緊張感を高めます。街に落ちた新幹線の残骸や橋の一部を武器として使用する場面もあり、破壊演出とともにロボットらしい重量感が際立ちます。