『ぶっつぶし』は、その物騒極まりないタイトルとは裏腹に、知恵と反射神経の両方が試される痛快アクションパズルゲーム。2001年3月15日にセレンからPlayStationで発売されました。

本作の魅力は、タイトルが示す通りの「破壊の爽快感」と、意外なほどストイックな「思考のパズル」が同居している点です。メインとなる「パズルモード」は全100面構成。プレイヤーはキャラクターを操作し、フィールド内のブロックを押したり引いたりしながら、ゴールである「鍵穴」を目指します。しかし、一歩通行の床や進入禁止バリアといった意地悪なギミックが満載で、単にブロックを壊すだけではクリアできません。手順を間違えれば即手詰まりとなる硬派な作りは、パズルマニアをも唸らせる完成度です。

一方、本作の真骨頂とも言えるのが、最大4人まで参加可能な「アクションモード」です。こちらはまさに「ぶっつぶし」の名の通り、ブロックを蹴飛ばしてライバルたちを物理的に圧殺するバトルロイヤル。ボンバーマン的なわちゃわちゃ感に、ブロック生成やキックといった独自のアクションが加わり、友人と集まって遊べば悲鳴と爆笑が巻き起こること必至です。さらに、塚田正昭氏や大谷育江氏といった豪華声優陣がキャラクターボイスを担当しており、無名タイトルながらも細部まで丁寧に作られた隠れた良作です。

本作を発売したセレンは、プレイステーション時代に活動していた日本のゲームメーカーです。知名度は決して高くありませんが、本作のようなアクションパズルや、『スーパーパンチパトローラー』といった個性的なタイトルをリリースしていました。特に本作『ぶっつぶし』は、マルチタップを使った4人対戦ゲームとしての需要が高く、接待用ゲームの隠し玉として一部のユーザーから熱烈に支持されています。

ぶっつぶし(PlayStation)

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