『ビートマニア アペンド ClubMIX』(beatmania APPEND ClubMIX)は、コナミが開発・発売したリズムゲームで、2001年3月29日にPlayStation向けに日本でリリースされました。アーケード版『beatmania ClubMIX』(2000年10月発売)の移植をベースにしたアペンドディスクで、単体では動作せず、初代『ビートマニア』や『ビートマニア アペンド 3rdMIX』などのキーディスクを必要とし、メニュー画面の「DISC CHANGE」機能でディスクを交換してプレイします。

プレイヤーは専用コントローラーを使って5つのキー(白鍵3つ、黒鍵2つ)とターンテーブルを操作し、画面に流れるノートをタイミングよく叩いてDJプレイを楽しみます。クラブカルチャーをテーマにした独特の雰囲気と、『ビートマニア』シリーズの直感的な操作性が魅力の作品です。

本作はアーケード版の楽曲を中心に約30曲を収録し、テクノ、ハウス、トランスなどのクラブミュージックに特化。代表曲には「OVERBLAST!!」「R3」「LOGICAL DASH」などがあり、家庭用オリジナル曲として「WALL STREET DOWN SIZER」などが追加されました。『Dancemania』シリーズのライセンス曲や、後に『IIDX』シリーズで人気となる「dj nagureo」の楽曲も収録され、クラブシーンを意識した選曲が特徴です。

ゲームモードには、ステージクリアを目指す「GAME START」、練習用の「TRAINING」、自由に曲を選べる「FREE」、高難度コースの「EXPERT」が含まれます。キーディスクに『3rdMIX』や『ゴッタMIX』を使用すると「BONUS EDIT」モードが解禁され、過去作の楽曲や特別アレンジを楽しめます。隠し要素として、タイトル画面でP1コントローラーの黒鍵(L1+R1)を押しながらSTART、その後白鍵(左+X)を押すと「1-Credit」ダブルプレイモードが解放。ゲームエンジンは『5thMIX』を基盤とし、HI-SPEED、SUDDEN、HIDDEN+SUDDENオプションを搭載し、プレイの幅を広げています。